我が家には小鳥が4羽いますが、その中で唯一のフィンチ(スズメの仲間)が文鳥の「ぶんちゃん」です。とにかく飼い主みんなのことが大好きで甘えん坊。
※我が家の生き物の名前に絶望的にひねりがないことは、過去記事「朝のルーティーン」を参照してください。そして、それで諦めてください。
ぶんちゃんは我が家にとって初めて飼う文鳥です。これが予想の遥かに上を行く可愛さでした。
文鳥はそもそもどうしてその模様になったのか

ぶんちゃんはどノーマルな文鳥です。最近ではいろいろな色の文鳥が(多分作り出されて)いて、なにはともあれ、どれもかわいいです。
この色と模様は、自然界を生き抜くための「カモフラージュ」の効果があるそうです。シマウマみたいにターゲットを絞らせない作戦かもしれません。
代表的な色は以下のような感じでしょうか。
- シロブンチョウ:全身の羽毛が真っ白
- 桜文鳥:ノーマル文鳥と白文鳥の交配によって生まれた品種(ノーマル文鳥の配色に、白文鳥由来の白いまだら模様(パイド)が混じっている)
- シナモン文鳥:全体的に茶色を基調とした薄い色合い
- シルバー文鳥:ノーマル文鳥の黒やグレーの部分が、薄いグレーや銀色に置き換わった色
- ゴマシオ文鳥:白と黒の細かいまだら模様

出典:WIKIMEDIA COMMONS『Yatomi Japanese Rice Bird ac』、『Bird On Grass』『Sinamonbuncho』、『Gomashiobunchou』
子どもが「文鳥飼いたい!」と言った時、筆者は「シナモン文鳥かシルバー文鳥がいいな〜」と妄想していたのですが、選ばれたのはどノーマルな色の文鳥でした。
ぶんちゃんには「桜文鳥」と書いてありました。Wikipediaには桜文鳥の定義にとして「ノーマル文鳥に類似するが全体的に白い斑紋が入る」と書いてあったので、ぶんちゃんは「ノーマル文鳥に限りなく近い桜文鳥」となるのかもしれません。
ちなみに、翼に一枚だけ白い羽根があるので始めは「残雪」(大造じいさんとガンに登場)と呼んでいましたが、みんなそんな名前は一瞬で忘れました。この「一枚だけ白い羽」という特徴が、場合によっては桜文鳥に定義されることもあるようです。
ピアノよりも自分をかまってほしい

ぶんちゃんはとにかく人が好きです。
子どもがピアノを弾いていると、鍵盤や弾いている手に乗って、さらに小刻みにジャンプしようとすることもあります。
筆者はピアノを弾かないので、ただただ見ていてかわいいのですが、弾いている子どもは集中できないので、ぶんちゃんを放鳥した人に怒ることも…
この写真でもわかりますが、ぶんちゃんは足が少し不自由です。我が家で暮らす分には全く問題ありませんが。
ヒナの「パッキン」かわいい

文鳥などのフィンチのヒナにはくちばしのわきに「パッキン」があります。これは正確には「口角突起」と呼ばれるもので、目立ってヒナが親鳥からエサをもらいやすくするための、非常に重要な役割を果たすものです。
こんなかわいい「パッキン」つきのくちばしも、あっという間に鮮やかなピンク色になり、体もツルツルに。いつの間にか上手に飛ぶようになっていました。
ぶんちゃんは軽い体のせいか、ホバリングもできて、手や肩にとまってくるときは「フワッ」と乗ってきます。セキセイインコのハリーのように「ドーン!ガシィ!」と突進してきたりしません。

←突進してくるセキセイインコ(ハリー)
ちなみに、ハリーはぶんちゃんにものすごく嫌われています。(近寄ると全力でつつかれます。)
ぶんちゃんはハリーと仲良くする気ゼロです。ハリーは果敢に仲良くなろうとするのですが、連敗に連敗を重ねています。
危険!一度飼ったらやめられない

ぶんちゃんは、思ったよりも意思疎通ができます。とても人に関心が高いので、こちらの言っていることも意味をよく理解していますし、こちらもぶんちゃんの様子から何がしたいか、例えば「出してほしい」「水浴びしたい」「遊んでほしい」「帰りたい」などがよくわかります。
もし、「小鳥を飼いたいな」と思っている人がいたら、今はセキセイインコより文鳥を推します。セキセイインコは愛嬌があって賑やかですが、植物をかじったりするので、人によっては困るかもしれません。
しかし、文鳥にはそれが比較的少ないか、個体によっては全くありません。(ぶんちゃんは全く物も植物もかじりません)
文鳥最高!
